2024年9月03日(火) 関西私大入試変更点①

〔1〕同志社大学

  *「グローバル地域文化学部」の自己推薦(アスリート)入試が募集停止となる。
  *「グローバルコミュニケーション学部」に共通テスト利用選抜入試が導入される。
  *「グローバルコミュニケーション学部」の推薦選抜入試〔公募制〕の出願書類から「学校長の推薦書」が不要となる。
    ⇒ 総合型選抜自己推薦入試〔公募制〕への移行
  *「政策学部・理工学部」の共通テスト利用入試で「数学Ⅰ」の選択が可に、
                   「文化情報学部」の共通テスト利用B方式で「数学Ⅰ」の選択が不可となる。

〔2〕関西学院大学

  *「人間福祉学部」の一般入学試験学部個別日程の「英語・国語型」が廃止され、『傾斜配点型』が新設される。
  *「商学部」の共通テスト利用〈3月出願〉「英数3教科型」が廃止となる。
  *「生命環境学部生命医科学科」が、専攻別募集から学科一括募集に変更となる。
  *神戸三田キャンパスに「KSC Innovation Field(仮称)」を開設予定。
    ⇒ 学生寮 × インキュベーション施設 × 商業施設
  *共通テスト利用入試(1月出願)に『8科目型』が新設される。
  *「社会学部」「教育学部」が、英数日程(2/5)に加わる。
  *「人間福祉学部」が、共通テスト併用日程(数学・2/5)に加わる。
  *すべての日程で「京都」に、全学部日程に「浜松・津」が学外会場として追加される。

〔3〕関西大学

  *「外国語学部」の全学日程2(2教科型)の対象となる英語外部試験が3つに制限される。
    ⇒ ① 実用英語技能検定  ② IELTS  ③ TOEFL iBT®
  *『ビジネスデータサイエンス学部(350名)』を開設予定。
    ⇒ 吹田みらいキャンパス〔旧武田薬品研修センター、最寄り駅:JR岸辺〕
    ⇒ 「英・国・地or公又は数」の3教科型、「英・数」の2教科型を予定。〔数学必須ではない〕
  *「システム理工学部」の総合型選抜に『女子特別入学試験』が導入される。
    ⇒ 定員:5名(数学&物理応用物理:各1名、機械&電気電子情報:各1~2名)
    ⇒ 選抜方法:筆記試験+面接〔基礎学力の口頭試問含む〕
  *全学日程1の2教科型〔英語外部試験利用方式〕で、英語外部試験のスコア・グレードに応じた
                                換算得点が加算される。(30点・15点・0点)
  *総合型選抜AO入試で以下の変更がある。
    ⇒ 「文学部初等教育学専修」にもAO入試の募集枠が設定される。〔募集人数:3名〕
      (「自己推薦型」「外国語能力重視型」「論文評価型」の3パターン)
    ⇒ 「外国語学部」で求める学生像に『日本語教育』『グローバルキャリア』が追加される。
    ⇒ 「化学生命工学部」の選抜方法が、『探究評価型』『実績評価型(化学・物質工のみ)』
                    『関大メディカルポリマー型(化学・物質工のみ)』の3パターンとなる。

〔4〕立命館大学

  *コロナ対応で受験機会確保のために設定された「共通テスト方式〈3月選考(後期型)〉の
                      5教科型及び3教科型が一旦廃止となり、改めて採用学部が設定される。
    ⇒ 5教科型&3教科型:総合心理、経済、スポーツ健康科、情報理工、理工、生命科学
    ⇒ 3教科型:産業社会
  *共通テスト併用方式において『情報活用型』が導入される。
    ⇒ 対象:産業社会、経営、映像、食マネジメント、情報理工、理工、生命科学〔生命情報〕
  *「食マネジメント学部」の後期分割方式が、『共通テスト併用3教科型』となる。
    ⇒ 英語+国語+共通テ① 〔従来は、英語+国語〕
  *一般選抜の独自入試の「日本史・世界史」の出題範囲から『歴史総合』が除かれる。
    ⇒ 関学、同志社、甲南、龍谷、京産、京都女子、京都外大、大阪経済 等も同様の扱い。
    ⇒ 関大は「歴史総合〔主として日本史(又は世界史)分野〕」と表記して残される。
  *地方試験会場が変更される。〔 2/7~9:岡山会場を追加、3/7:千葉(柏)会場を廃止〕
  *共通テスト併用方式や共通テスト方式で、変更点が目立つので要注意!!
  *「情報理工学部」のISSE方式(後期)が廃止となる。

〔5〕京都産業大学

  *「理学部&情報理工学部」の一般入試〔前期日程〕で『情報プラス方式』が導入される。
    ⇒ 前期日程スタンダード2科目型の実施日に現行の2科目型に加え、『情報』を含む3科目型でも合否判定を行なう。
  *「情報理工学部」の総合型選抜で、情報科目試験型が廃止となる。
  *公募推薦入試で1日2出願が可能となる。〔総合評価型と基礎評価型の併願可〕

〔6〕近畿大学

  *「医学部」が堺新キャンパスに完全移転する。〔11月を目途に〕
  *「建築学部」に『通信教育課程(オンライン学士プログラム)』を開設予定。
    ⇒ 対象:建設業従事者 (通学不要、一級建築士の受験資格取得可)
    ⇒ 定員:1年次入学 100名 3年次編入 500名 〔収容定員:1400名〕
  *英語の外部試験利用制度(みなし得点)のスコア・資格が変更される。
  *「情報&建築学部」の共通テスト利用入試で、選抜方式の追加等の変更がある。〔要注意!!〕

〔7〕龍谷大学

  *「社会学部(450名)」を深草キャンパスに一括移転する.〔旧定員:558名〕
    ⇒ 『総合社会学科』の1学科制に学部が改組される。
        ≪現代社会、文化・メディア、健康・スポーツ、現代福祉の4コース制≫
    ⇒ 瀬田キャンパスに新学部〔情報系⁉〕の設置構想あり。
  *「短期大学部」の募集が停止となる。
  *「経営学部」を改編し、『商学科』を開設する。
    ⇒ 商学科:事業創造とマーケティングの2コース制。(160名)
    ⇒ 経営学科:マネジメント、会計、経営情報の3コース制。(380名)
  *「先端理工学部環境生態工学課程」が『環境科学課程』に名称変更となる。
  *「先端理工学部」の複数の課程で、総合型選抜学部独自方式が導入される。
  *「社会学部」で共通テスト併用数学方式、共通テスト前期数学1教科方式が導入される。
  *共通テスト方式及び中期2科目方式で、英語以外の外国語の選択が不可となる学部が多い。

〔8〕甲南大学

  *一般選抜前期の試験日程が1/30~2/5(2/3&4除く)となる。〔従来は、2/1~5の5日間〕
    ⇒ 選抜方法は、3教科型。〔2教科型の日程設定なくなるが、オプションとしての判定は実施〕
  *一般選抜中期の試験日程が2日間設定(2/17&18)となる。〔従来2/9のみ・グローバル教養学環除く〕
    ⇒ 選抜科目は、2教科型。〔文系:英語+国語、理系:数学+理科①〕
  *一般選抜前期の文系学部の英語がマークシート方式・70分となる。〔従来は、マ+記・80分〕
  *公募制推薦入試に『探究活動評価型』が導入される。
    ⇒ 対象:理工学部物理学科&機能分子化学科、フロンティアサイエンス学部〔個別重視型からの変更〕
  *公募制推薦入試に『女子特別推薦型』が設置される。〔対象:理工学部物理学科、知能情報学部〕
  *公募制推薦入試の募集定員が増(+70名)となる。〔面接方式を廃止、教科科目型に統合〕
  *「グローバル教養学環」の募集が、中期日程でも行われる。
  *一般後期日程の募集が停止となる。
  *大学入試共通テスト利用型の後期日程の実施学部・学科に一部変更がある。
    ⇒ 廃止:フロンティアサイエンス学部、追加実施:理工学部物理学科

〔9〕同志社女子大学

  *1/26の3教科入試に出願した場合に限り、同一学科・専攻の共通テストプラス方式との併願が可能となる。
  *2教科入試で〔看護・日本語日本文・食物科学は除く〕、2限目・3限目の両方を受験した場合、高得点の教科を判定に利用する。
  *「医療薬学科」「管理栄養士専攻」の一般入学試験〔前期日程〕で、受験機会が1日増え、3日間実施となる。
  *「生活科学部食物栄養科学科食物科学専攻」の一般前期に2教科入試が導入され、一般後期では理科必須が国語との選択が可となる。
  *「生活科学部食物栄養科学科」の一般前期の国語から古文が除かれる。〔現代文のみ〕
  *共通テストプラス方式の採用学部が拡大される。

〔10〕京都女子大学

  *公募制学校推薦選抜が受験しやすくなる。
    ⇒ 2日間連続で「総合評価型」「基礎評価型」の受験が可能となる。
    ⇒ 同じ学科であれば、1日の受験で両方式の出願も可。
  *一般選抜前期3科目型の試験時間が短縮される。〔1科目80分が60分に〕
  *一般選抜前期3科目型の国語で、現代文のみの選択が可能となる。〔国文学科は古典必須〕
  *公募型学校推薦選抜及び一般選抜前期の学外試験会場として「橿原」が設置される。

〔11〕武庫川女子大学

  *「短期大学部」の募集が停止となる。
  *『環境共生学部環境共生学科(120名)』を設置予定。〔浜甲子園キャンパス〕
    ⇒ 「環境保全」「環境共生」「環境資源応用系」の3分野
  *「生活環境学部生活環境学科」が募集定員増(+30名)となる。〔165 → 195〕
  *一般選抜入試〔中期〕が廃止となる。(〔後期〕もリニューアル予定 )
  *一般選抜および公募制推薦入試に『英語外部検定利用型』が導入される。
  *「MUKOJO未来教育総合型」を実施する学部・学科の枠が拡大される。
  *公募制推薦及び一般選抜において『英語外部検定利用型』が導入される。
    ⇒ 1科目:100点+英語外部検定スコア:100点=200点満点

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